死んでも生き続ける自分
年老いて生きてる時間が短く感じられるようになるとデジタルタトゥーと呼ばれるネット上に残された自分の痕跡が気になるようになる。
家の中にあるものは物理的破壊するしかないが、ネットに一度でも流れたものは自分の手の届かない場所に行ってしまってる。
それは半永久的にネットの中で生き続けるのだ。
例えばこのブログにある記事もそう。
顔写真や本人特定動画をアップしてる人は、
削除しても誰かが保存してたり、それをまたアップされたりで回収は不可能だ。
ネット黎明期にはあった匿名性が、今は本人の住所、電話番号等まで要求され、位置情報ですべてが把握されるまでなってるから、すぐにどこの誰かわかるようになってしまった。
Googleなどはその本人の位置情報、趣味、嗜好まで把握してるので丸裸にされてる感じだ。
しかし、男ならエロが好きなのはしょうがないけど性癖まで知られてるのはカッコ悪い。
自分はデジタルタトゥーに関しては諦めてる。ネット上の遺品整理など誰も出来ない。
死んだ後も生き続ける自分がいるわけだ。
死んだ後のことなんてどうでもいいか...