黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

音楽で泣いた体験。

今でこそライブとか行くことはないけど、
一度だけ生演奏を聴きながら涙が止まらなかった経験がある。

後にも先にもあんな経験はない。
なぜ涙が出たのか、まったく覚えていない。
まだ20代の頃だったから感受性があったのだと思う。

当時はライブとか言わずコンサートと呼んでいた時代。
アーティストはパットメセニーだった。
メンバーにナナヴァスコンセロスがいてそのボーカルに涙が溢れた。

ウィチタフォールズというアルバムに収録されてるイッツ・フォー・ユーという曲だった。その場で初めて聴く曲にそこまで感情を揺さぶられたのだ。

曲名は帰ってから調べてアルバムも購入した。でも生演奏とレコードで聴くそれは全然違った。確かに同じ曲なのに何故かあの感動はなかった。

どちらかと言えば次に出されたアルバム、オフランプに収録されてたAu Laitという曲があの時のナナヴァスコンセロスを彷彿させられる。

https://youtu.be/ULDI2_Gv77s

Au Lait

曲の後半から彼のスキャットボイスが入るのだけど切なすぎて泣ける。
パットメセニーの作曲能力も凄いけどそれを生かすメンバーがいて初めてあれだけの作品が出来たのだと思う。

追記

いい時代になりました。
あの時代のライブ音源を見つけました。
数ある音源の中でこれが自分が観たライブに限りなく近いです。

https://m.youtube.com/watch?v=yzULTnlNmUs

感動が蘇りました。