黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

不安を煽るマネー雑誌。

昨日本屋に行った。
相変わらずというか性懲りも無く老後不安を煽る雑誌が所狭しと並んでいる。

ゆとりある老後にはいくら必要か、それを実現する為には投資信託を主に資産運用は避けられないとワンパターンである。

こいつら雑誌の会社は銀行、保険、証券会社のまわし者であるのは間違いないだろう。不安商法で儲ける一派だ。

過去に何度も書いているので申し訳ないが、年間3パーセントの利率で資産を増やしていくシュミレーションは笑かす。

何十年に渡りコンスタントにそんな芸当ができるなら教えてほしい。
銀行も超低金利で利ざやを稼ぐことが出来ないのは住宅ローン金利を見てもわかるだろう。

それを年3パーセントで運用なんて非現実的なことを恥ずかしげもなく書くアホ雑誌。
そしてそれに引っかかり投資信託を買い、高い販売手数料と信託報酬を払う人々。

特に信託報酬はずっと取られるバカらしいランニングコストだ。
当然、大損しても容赦無く取られる。

そもそも日経平均株価が2万を超える時に投資商品を買うなんて高値掴みになって取り返しのつかないことになるのがわからないのかと思う。
まあ、わからないから買って後悔し文句を言うんだろうけど。

年3パーセントで増やすと言うより、年3パーセントで減らすほうがより現実的だ。

資産を増やす能力のある人は投資信託のように誰かに頼るんではなく、自分の判断、責任で個別株を買い、または休み、損切りも含め、臨機応変に対応できる人だ。

それ以外の人が浅い知識で投資デビューしても資産を増やすのはほぼ無理だろう。
詐欺雑誌に引っかかり泣くだけだ。

なにがゆとりある老後だ。
ふざけるなと思う。慎ましく暮らせば困ることはない。
どんだけ贅沢したいんだ。
カルロスゴーンかよ、金があってもあっても足りない病気だ。