国民年金免除できない人
そこそこ稼ぎのあるフリーランスや社会保険に加入していない鳶職の人たちの手取り収入は多少のばらつきはあるものの普通の会社員より多い。
国の調査によるとフリーランスで働いてる人は300万人ほどいるそうだ。
問題はその数と国民年金未納者の数がかなり近い現実だ。
もちろん真面目に払ってる人もいるのは承知してるけど、宵越しの金は持たないという感覚の人もいる。
会社員のように社会保険等を天引きされた後の手取りと引かれてない手取りでは全然違う。
稼いだ金が多いと錯覚してしまうのも無理はない。そこが恐ろしいところだ。
払うべき税金を払わず散財してしまう。
そして年金未納だ。
国民年金保険料の取り立てで驚いたのは個別訪問での取り立てが318万件あるということです。そう、先ほどのフリーランスの数字。
自分の家に委託された業者がピンポンしてきたらビビりそうです。
たぶん居留守を使うと思いますが、最後は逃れられず最終催告状、督促状になり延滞金のペナルティを課されるでしょう。
民間委託になってから年金取り立てはNHKなみに厳しくなってる。
もっとも年金は税金扱いなのでNHKとはわけが違います。
払えなければ免除制度を利用すればなんとか助かりますが、問題は300万円以上の所得がありながら払えない場合です。
稼いでるフリーランスは免除制度が使えないので、
財産差し押さえの強制執行です。
所得があるのに払えないというのは最初から払う気がない、金遣いが荒いとか自業自得と言えますが、最終的な社会保障費は国全体として支える仕組みなので他人事ではありません。