黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

昨日、従兄弟が67歳で亡くなった。

雨のち晴れです。

昨日、兄貴からの電話で従兄弟が亡くなったことを知りました。まだ67歳くらいだと思うので早いです。

小学校低学年の頃は夏休み一緒に遊んだりしてましたが、最後に会ったのは3年前の実父の葬式でした。

年齢の割りにはやつれた印象がありましたが、病気だとは知りませんでした。

記憶に残っているのは幼い頃、従兄弟が獲って来たカブト虫を自分が欲しがり、従兄弟の親があげなさいと言い彼が怒って泣いてたことです。

当時カブト虫は貴重で獲って来た人間はヒーロー扱いされました。

従兄弟は工業高校を卒業してすぐ地元の大企業に就職しました。
その会社は今では日経平均に採用されてる優良企業です。

現場の仕事ですが18歳から定年まで勤め上げました。
退職金も満額で厚生年金、企業年金と生活に困ることも無かったと思います。

ここからは兄貴に聞いた話ですが、年子の子ども二人も結婚して独立していて、住宅ローンも完済してたそうです。

もともと身体が丈夫なほうではないので本人は60歳定年で後はゆっくりしたかったそうです。

18歳から42年も働けば充分だろうと自分も思います。借金もなく退職金、厚生年金、企業年金でゆとりある老後を送れたはずです。

でも子どもが独立した後、旦那が家にいることを奥さんが嫌がったそうです。それで仕方なく再雇用で65歳まで働いたみたいです。

65歳退職から半年ほど経った頃から入退院を繰り返し、昨日67歳で亡くなったのです。
従兄弟の自由時間は半年だけでした。

その自由時間ももしかしたら奥さんからの圧力で心休まるものではなかったかも知れません。そのストレスも早死に影響したかも知れないです。

再雇用分も含め47年支払って来た年金は2年しか貰えず、なんのための人生だったのかと思います。

あらためて結婚などするものではないと思いました。
孤独死でいいです。