黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

寂しい人生の終わり。

晴れです。空気はひんやりしますが、これでも平年を上回る気温だそうです。

知らない土地に行って孤独に生きるのを想像したら気が変になりそうだ。

旅で訪れるのと暮らすのではまったく違うと思う。

若い時に移住したら柔軟に生きることも出来るだろうけど老境に入るとそれも無理だ。

海外に移住する人は凄いです。
特に単身でとなると相当な覚悟が必要になる。それでも夢があるから移るんだと思う。

自分には夢みたいなものはありません。昔はあったかも知れませんが、すべては過ぎ去ったことです。

便利だけど退屈なこの街で生きることにも飽きてしまった。
もうここでは行くところがない。

パートナーがいれば同じ景色も違って見えると思う。
似たような価値観で喜んだり悲しんだり出来たらどれだけ幸せだろう。

桜の下を一緒に散歩するだけでもいい。ずっと散る桜を見ていたい。
どんな旅より贅沢な時間だ。

寂しい人生の終わり。
孤独はいつも一緒だった。
孤独は離れてくれなかった。
そして自分も孤独を離さなかった。

お金?
お金は裏切らないし
強い味方になってくれる。
でもそれだけ...

お金でかりそめの関係を持てても
それはお金が目当てなだけ。
虚しさしか残らないし
絶望感はあまりに深い闇へと続く。

人は諦めた時に死ぬと言うけど
自分はなんで生きてるんだろう?
諦めてないのかな?
往生際の悪いおっさんだ。