黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

説得力を持たない正論は害でしかない。

職場にいると必ずそこにはグループが出来ます。政党でいうと派閥みたいなもの。


そしてそこにはそれぞれボスがいる。

女だったら昼食、アフター、トイレ、給湯室とぞろぞろ付いていくみたいな感じか。


そこからはみ出し仲間はずれにならないよう必死になる。

仕事をしてるのに仕事以上にエネルギーを使う。

本末転倒とはこのことです。


人間とは所詮、幼稚で感情的な動物です。

正義感丸出しで小さなことを指摘する人間は嫌われます。

それがどんなに正しいことであっても...


本人は正しいことを言ってるのに何故嫌われるのか理解出来ません。

正しいことを言う人は結構鈍感なのかもしれません。


言われたほうもそれくらいはわかっているのです。しかし、言われたこと自体に腹を立てる。

心の広い人間などほとんどいない。

いちど壊れた関係を戻すことはほとんど不可能です。


「あなたのことを思って注意してるのよ」


と言いますがそれは違う気がする。

溜まりに溜まった不満が蓄積し、とうとう口に出してしまう。

だから言葉に説得力がないし、言われた当人には反感しか持たれない。


口に出すなら腹を括って覚悟して言わなければならない。

それほど言葉とは恐ろしいものだ。


自分は、私は、孤立を恐れない。

自分自身の信念を貫き通すのだと言い聞かす。

それか人に余計なことを言わずに沈黙を守り通すしかない。


言いにくいことを言った後で皆から無視されたり仲間はずれにあい辛いとかの相談は多い。


余計な一言をいう癖も当人にあったのではないかと思ったりする。

知らないあいだに正論で人を傷つけていたりね。


人間は犬とかと同様、群れの動物である。

群れるのが嫌いな人も国家という群れの中で守られてる。


正義、正論ばかりでは生きにくい世界なのだ.