黄昏野

セミリタイアの日々を綴っています。

遺書を書きます。

一戸建ては家の価値がなくなっても土地が残るからマンションより資産価値は下がらないと言われていた。

今でも都市部の価値ある土地ならばそれは通じる話だと思います。

しかし今回の豪雨災害は土地すら無くなってしまうという現実を見ました。恐ろしいことです。

お年寄りが多く住む限界集落はとどめを刺された災害です。
村自体が消滅してしまう危機です。

今後、同じような災害が起きる可能性もあるのでもう以前のように住み続けることは不可能でしょう。
田舎暮らしの恐ろしさの一面を見る思いです。

老境に入ってからこのような災害に会うと生きる気力も失われそうです。すべてを捨てて故郷を離れなければならない辛さは筆舌に尽くし難いです。

都市近郊の広島災害地区を見ると土地ごと新し目の家が潰され流されてます。全壊です。

おそらく長期ローンで買ったものでしょう。
土地ごと家が消失しても借金は残ります。家を売って借金の一部でも返すということも当然できません。

自己破産しか逃れるすべはないでしょう。一寸先は闇です。
誰しも明日の財産、命を保証されていません。
一瞬ですべてを失うなんてことがあり得るのです。

自分の命、家族の命、財産。
この世のものはかりそめ。
与えられた好運を大事にします。
そしてその時間を無駄にすること無く使うことを考えます。

今までも人生の価値観をひっくり返されたことは何度かありますが、こうやって生きています。

いくらお金があっても死ねば終わりです。そこで強制終了なのです。
みんなわかっているんですが、見ないようにしてるし、考えないようにしてます。

夏が終われば60歳になります。
迷惑をかけないように遺書も書いておかなければならないです。

その時はいつ訪れるか誰にもわからないのですから、遺書が早いということはありません。

人生は儚い。